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お仕事:ウォーターフォールの幻想

「開発プロセス」という括りから、大昔から適用されている「ウォーターフォール型」。  その名の通り、水が流れる如くに上流の工程からカッチリ決めて次の工程に進めていく。  基本的に逆に流れることは無いはずだし、逆流は許さない。
理論的には正しそうな印象を受けます。  しかし、あくまでも「理論的には」です。  「成果物が形を持たない」という特殊性を持つシステム開発においては、「水の流れ」という単純な物理的イメージに沿ったアプローチでは無理が有ります。
「絶対に逆流を許さない」となると、一部でも要求や仕様が未決の部分があれば先に進めない。  結果的に要求・要件定義工程が異常~~に長くなり、最終納期は変わらないので後工程が逼迫する。  上流工程でつまづくプロジェクトは大抵その根本原因があるはずで、それは多くの場合に改善されないまま先の工程に「流れていく」。  次の工程でも計画よりはるかに長い時間がかかり、さらに後工程が逼迫していく...。
かくしてデスマーチプロジェクトの完成です。

とまあ、典型的なパターンを書きましたが、極まれな例外もあるでしょう。  しかし、「どんな課題とリスクがあり、どんなアプローチが効果的なのか?」も考えず、「巨大で超重量のローラーで何でも均一にペッタンコに仕上げて、完璧な状態で先に進む」なんてのは、現実的には殆どの場合で叶いません。

とてつもないコストをかけて、でも完成度には現実的な限度がある。  一部でも先に進めてみないと分からない事も少なくない。  それでも、「各ステップを完璧に済ませ続ければ、ウォーターフォールの方が良い」というのは、明らかに現実を直視していない理想主義者か夢想家の見解です。

こういったプロジェクトを受注する企業は、当然ながら生産性が低いので、対象となる機能数や難易度に相対して高い見積を出さざるを得ません。  そこで、発注側の企業はどう出るか?  「予算が無いからもっと安くしろ!」
いや~~、コストの掛かる方法を自ら選択し、それを厳密に守ることを要求して高コストの必然を招いておきながら、「安くしろ」ですからねえ。
このようなパターンに遭遇してしまうと困ります。  と、困ってもいられないので、何とかお得意さんの声に応じられるよう「工夫」して対処するわけです。  このような流れの中にドップリ漬かって適応する技術者と、別の道を探しに外に出る技術者がいますね。
どちらが良いとか悪いとか、言うつもりは全く有りません。  それぞれ支えているものは、相応に難しく重要なものでもありますから。

アスペアには後者の人間が集まって来ます。
どう進めるべきなのかを顧客と話し合い、提案します。  そして、より納得できる方法で先に進めていきます。

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