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考課の季節;チャンスとMBO

このブログには、比較的・技術的な話題を書くことが多いのですが、それはあくまで結果的なものです。
敢えて意図的に、そのようにしている訳ではありません。

という訳で、今回は時期も時期なので考課にも関係するお話を1つ。

アスペアでは、重要な考課要素の1つとして、MBO(Management by Objectives)の運用をしています。
俗に言う、「目標管理」ですね(←こう書いてしまうと、「やらされる」感が漂うのでイヤなんですが...)。

基本的には年度単位(より長期の課題は、年度をまたがっても構わない)で、
共有目標(全社、及びオプショナルで部単位のモノ)と、
個人目標(キャリアプラン&スキル体系定義に従ったものが基本)を立て、
その実現方法と、想定スケジュール(&マイルストーン)を目標として設定します。

各年度のMBOは、年度の始まる前(アスペアの場合は3月が年度の始めなので、2月末まで)に作成します。
共有目標の設定も必要ですから、必然的に、全社目標も年度の始まる前に役員から公開されます。
(まあ、全社目標は早々ころころと大きく変化するものではないのですが)

で、各人の進捗具合は、適宜でローカルにミーティングしたり、年度内に2回の考課のタイミングで確認します。

が、ここで大きな問題が!

「年単位の目標」ってのは、どうしても「目前にある・所属しているプロジェクト」の状況や抱えている日々の問題・課題に埋もれてしまい、忘れがちです!(←正直言って)

プロジェクトの開始時に行うキックオフミーティングに伴って、各人が立てたMBOの内容を見直してもらいたいのですが、なかなか運用が徹底できません...。
顧客先に常駐しているメンバーだと、なおさら難しくなります。

で、私の方からちょくちょく「MBO!」を話題にするのですが、それでも限界が...。

と言うか、そもそも目標を達成できるような状況・チャンスをつかめるとは限らない。
勿論、目標の内容・立て方にも拠るのですが。

業務的な前提条件を必要とするような目標は、状況が変わったらある程度柔軟に書き換えていかないといけません。
が、これを忘れるんだな.....大抵。

で、これをチェックする為にも週報を上げてもらって、必要そうな時に声を掛ける/メールを送るなどするのですが、業務が多忙だったり混迷している時はMBOがどうとか言っている余裕が無い!(こんなこと、私が言っちゃいけないんですが、事実ですから)。

そもそも、業務的な前提を要するような目標は、「チャンスを取りに行く」必要が有ります!
難易度の高い目標ほど、チャンスの獲得も難しいでしょう。

逆に、ひょんな事からチャンスが目の前にポッと現れたりもする。
(まあ、普段からチャンスを呼び込むような行動を取っている必要があるのですが)

いつチャンスが巡って来るかは「予定」など出来ない。
チャンスを呼び込む努力をしても、手中に出来るとは誰も約束してくれない。

言い換えると、1年を振返ってみたら、「計画」とは違っていたけれど重要なチャンスが巡って来ていて、そいつを逃さずにしっかりつかんで実績を残せたりしている場合も有るわけです。

これを、「事前の計画に載せていなかったから評価しない」のはオカシイ!

「目標の変更記載をしなかったから」と言って、ゼロ評価にされたのでは、やる気にならない!
嬉しくないし、楽しくない!
そんなMBOなんて、運用上で腐っていってしまう。

実際、年間を通して得点がゼロのメンバーが続出しました。
怠けていたわけではない。
ある案件(反復開発が続く)が、限りなくデスマに近かったんですね。
それでも、その現場のメンバーは、目前のタスクを消化するだけでなく、何とかして少しでも「改善」していこう!、という意思と行動が確かにありました。

それでも、MBOの結果は、「業務多忙につき達成度ゼロ」。

これは、違う!  何かが間違っている!!

状況に流されて、ただ担当タスクの消化や、スキル相当の割り当てロールの役割を遂行するだけだと「MBOとしての目標達成」としての評価は難しいのですが、
・厳しい状況でも改善を意識し続けて働きかけた、
・偶発的にでもチャンスが得られた(自身の種まきの成果ならなおさら)、
・当初の見込みとは違ったが、チャンジ的なロールを任されて何とか遂行できた、
...等々、
当初は「目標」として挙げていなかったとしても、成長・成果、或いはプロセスも評価されるべきです。

MBOにはメタな定義(全社Value;全社として目指す価値・方向性)が有ります。
これも全社共通のモノです。
個人の成長と、会社の成長がリンクする要素です。

これに合致するものであるなら、当初の「目標」として挙げられていなかったものも、「成果」から逆順に見て目標を逆おこしする(意義の振返り定義=自覚)、難易度を当時を振返って設定するのもOKです!

そこから、MBOの評価として項目追加・或いは変更して、加点することにしました。

.....長文になっちゃいましたね、御免なさい。

色々な要素を含んだ問題なので、読まれた方に意味が通じない部分が多いかも知れません。
ここまで読んで頂けた方がいらっしゃいましたら、有難う御座います。

とりあえず、現場で一生懸命に働いてくれているメンバー達を、公正に評価する為に&成長して貰うために、MBOという切り口を設けて工夫し続けてるんだよ(なかなか上手く運用し切れて無い面もあるけど)、
...というお話でした。


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