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「振返り」結果をプロジェクト間で横展開する

請負案件で、社内持帰りで開発しているプロジェクト群では、開発プロセスの選択肢の自由度は当然大きめになります。

リスクの制御に見込みが立たない場合には、開発フェーズを複数に区切ってリリースさせて戴くよう、契約的な提案・調整が通る場合も有ります!

逆に言えば、残念ながら通らない場合も有りますが、その場合は受注範囲に含まれるリスク見込みの要素を抑えるよう、アプローチを変えたり...。
まあ、開発プロセスと、現実的な「契約」を良い形でリンクさせるというのは、特に受発注実績の無いお客様との間では、なかなか難しい面もありますが...(この辺はお客様側のキーマンの方;顧客社内(部署内?)の文化にも強く依存しますね)。

ともあれ、旧来のウォーターフォールそのままでのリスク先送り的な開発は絶対に避けて様々なアプローチで(営業的にも開発サイドでも)回避していく
ひとかたまり分のリスクのサイズを極力小さくして、リスクコストを抑えながら、お客様にも・開発を行う我々自身も不幸にはならないように進めていきます

さて、こちらからの提案でフェーズを分けることに成功した場合、
フェーズの長さ(工期)は必然的に短くなります。

フェーズの開始前には、想定されるリスクを挙げてみて(勿論、初期段階で「挙げ尽くす」ことは出来ませんが)、調査なりプロト作成なりのリスク吸収タスクを組み込みます。
(実態上は Redmine で管理していますので、チケットを切る形になります)
(アジャイル的には「アナログツール」=「かんばんボード」を使いたいところですが、物理的に離れた場所にいる顧客とリアルタイムで情報共有をすることが前提条件だったので、デジタルツールを選択しました)

フェーズの終了時点では「振返り」(KPT;K=Keep、P=Problem、T=Try)を行います。

Keep:良かったこと、引き続き行うべきこと、
Problem:問題点、拙かったこと、失敗したこと、
Try:前述のProblemを踏まえて(特に重要な点を主として)次は何をすべきか、

...をまとめます。

で、これを印刷して、普段見える所・頻繁に通りかかる所などに張り出します。

同時に、IRC(オンラインでのリアルタイム・チャットツール)のタイトル部分にもメッセージ表示させます(最重要事項を1つだけ簡略に)。

この振返りを繰り返しながら改善をしていくわけですが、所詮は人間が行うこと。

他のプロジェクトでも、時を前後して概ね似たような点が挙がったりします。

特に、プロジェクト非依存の問題点(Problem)と、それに対する方策(Try)、或いはナレッジ(言語的なものとか、環境面、プロセスや対人的な点とか...)は、プロジェクト間でも共有した方が良いに決まってます

ということで、社内共有する分には問題の無い情報に関しては、この「振返り」議事録も社員専用Webサイトに掲載して共有することにしています。

「ただアスペアという会社に所属しているだけ」ではなく、各々のプロジェクトの中;日々の業務を行っていく上でのナレッジ/情報共有を行うようにしています。

また、「[振返り]くらいは習慣化しようよね」・「前に振返った結果は大事な資産なんだから、活用しようよね」という、社内相互でのメッセージのやりとりにもなっていると思います。

人間、直ぐに忘れますから。

どうしたって、怠けますから。

楽な方に流されやすいです。

でも、社内の仲間;他のプロジェクトのメンバーから或いは過去の自分自身からのメッセージを受け取ることで、プロジェクトや構成メンバーが変わっても、改善の流れを失わないで;忘れないで済むようになるんじゃないか?!

幾分かでも幸せに開発が、仕事ができるんじゃないか、.....などと考えつつ、振返りの実施と・結果の活用&成果物の共有に、日々努めておりますー。


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