新卒者のOJT、真っ最中!
4/1付けで入社してきた新卒新人、速形くん。
研修の中で、下記の環境で簡単なコメント投稿サイトを構築しました。
先ずは、敢えてフレームワークを使わずに、Webアプリケーションの動作的な流れから理解してもらいます。
・Pleiades All in One 4.3.2.v20140321 64bit Standard Edition
・Java SE Development Kit 8u5
・XAMPP 32bit 1.8.2-5 VC9 (PHP5.4)
・PHPUnit 4.0.17
・MakeGood
・Xdebug 2.2.5 (32bit版)
・TortoiseSVN ver 1.8.7.25475-x64-svn-1.8.9
そして、上記に加えてWebアプリケーション・フレームワーク(ここではSymfony2)を導入して、先に作ったコメント投稿サイトをリファクタリングしてもらいます。
・Symfony2 Standard Edition 2.3.15
・Doctrine ORM
と、これまでの作業において、毎日の作業終了時点で、日報を社内サイトに上げてもらいます。
本人自身の振り返りや気付きにもなりますし、チューターのみならず、社内にいる者にも限らず、社外で作業を行っている者からも様子が分かりますし、コメントやフォローも入ります。
で、チューターからの報告日報もメールで共有されるので、チューターさんの様子も把握できるし、同じくフォローも出来ます。
また、研修では基本的に各ツールの最新版を利用しますが、業務となると色々な理由で制限が付き、最新版で無い場合も少なくありません。
その点では、逆に開発現場側への情報提供にもなっている点があるかも知れませんね。
さてさて、ここまでを入社後の2ヶ月で消化してきたのですが(専門学校を出てきている人なので、さほどの無理も無く進んで来られましたが、全くの未経験者の場合は結構な強行軍になります!)、今までの多くの場合には、更に複雑なWebアプリケーションを1本、チームの一員として開発してもらいます(チューターも開発メンバーの1人として参画する形)。
言ってみれば、一種の擬似プロジェクト開発を行います。
...が、現状&当面は、社内請負のプロジェクト群(と言うか、インクリメンタルな開発なので大元は大きな1システムです)が走っている&人が足りなくて困っているぞ~~っ!
...な状態なので、研修フォロワーである中堅の蓑方さんの助言も有り、「実プロジェクトでOJTを進めてしまった方が実質的な研修・立上りが早い」と判断しました。
よって、今までチューターとして研修の面倒を見てくれていた渡辺さんに実プロジェクトに入ってもらい、その中から更に一部分を切り出しながらOJT対象者(速形くん)に作業をしていってもらう、という形を取ることになりました。
......と、ここまで読んだ方で、実務経験のある方なら分かると思いますが、
「参画したばっかりで訳の分からないプロジェクトの中で(しかも納期は余裕が乏しい)、新人に業務を分担させ、担当タスクの品質と納期を守る」のは結構大変なことです!
基本的にはペアプロ・ベースで、毎日振り返りを行いながら作業を進めてくれていますが、
「ペアプロは疲れるっ!」
ドライバーも、ナビゲーターも、どちらもクソも無いっ!
が、しかし、効果も抜群だと思います!!!
なにせ、その場で即時・間違いは正され、補完情報も得られ、正しいことは正しいと分かり(余分な不安を抱き続けなくて済む)、プロの知見を見ることが出来(どこまで理解できるかは、まあ段々と・と言うことで...)...、メリット満載です!!!!!
ただ、タイプ的に「ペアプロ苦手」な人ってのはいるでしょうね、多分。
でも、可能ならば、柔軟な精神と知性を持っている内にならば、ペアプロには慣れておいて決して損は無い!、と確信します!!
これは、その後の経験年数(或いはロール)に限らず、何らかの書き物(或いは物造りでも?)をする必要が有る!、&、後進を育成する必要がある!、場合には、IT業に限らず適用・応用しても良いのではないかと思うのですが如何でしょうか?
(勿論、明らかに適さないケースもあるとは思いますが)
で、話をOJTに戻しますが、
毎日・適宜での振り返り(質疑・或いは自身が行った作業そのものを、自分の言葉で説明して貰うとか... ← これ、結構大切です!)、日報書き、週報書き、という感じで、
タイムスパンを変えながら(長文を書く必要は有りません!)振り返っていく、記録に残していくってのは、様々な意味で効果が有ります!
・自分自身の気付き、
・チューター側としての気付き、(相手に応じたバリエーションの気付きを含む)
・変化・成長していく状態、(或いはブレーキ状態?!)
・方向・手段調整の必要性、
・今後の実施の際の実施要領としての記録、
入社してから今日現在までで、未だ2ヶ月とほんのちょっとです。
入社前研修とかは、今回は特に行っていません(予定外に急遽決まった採用だったので)。
本人の日報・週報には、中々思ったように立上れない自分に対しての歯痒い思いが綴られていますが、「たかが2ヶ月で簡単に追い付かれたら、先輩としての経験や意義が否定されるよなもんだっちゅうのっ!!」
.....というのが本音ではありますが。
「何とか早く仕事が出来るようになりたい!」、「せめて半人前くらいには、1時間でも早くなりたい!」って思うこと自体は、とっても良いことだと思います。
焦り過ぎて疲れちゃったり、何も楽しいと感じられなくなっちゃったり、現実を見失ったりするようなら困りますけれど。
基本的には、お仕事ではあるのだけれど、楽しんでやった方がお得です!
不真面目に、不誠実にやっていいと言っている訳じゃありません。
プロにはプロたる資格(成果物(要望を満たすこと)、納期、品質、(儲け))が必要です。
これ[↑]を満たしながらも、
※苦しい状況の中でも楽しむやり方を工夫できる、
※「やらされている」のではなく「自分たちの意思でやっている!」感じ、
※個々人の足し算としてのチーム(例えばピラミッド型)ではなく、「自分達の目標」を持って、どんどん自分達で改善して、快適に良い仕事・成果を得られるように出来ていくこと、出来ていることを実感できること、
.....これらを、大抵のときに、殆どの社員が、能動的に出来ることがアスペアの風土である!、と胸を張って断言したいですねえ。
(現時点では、断言までは出来ないんですけどね。悪い状態でもないと判断してます)
新人;速形くんにも、そんな風土の一端を担っていって欲しいと思います。
(焦らなくて良いからね)
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