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プロダクトバックログを創ってみた!

少なくとも現時点でのアスペアでは、「こんな商売の為に、こんなコンセプトでこんなお店を開いて、ここはこんな感じに仕上げて...」みたいな、「大元になるビジネス的なゴール設定と、そこに至るための具体的な個別要件(ユーザーストーリー)」そのものを考えて決める、
...という事はなかなか有りません。

現時点で企画・開発しているサイクル・スポーツ(http://www.cyclesports.jp/)/クチコミ機能(その他諸々)が、辛うじて自社でユーザーストーリー群を作成している例となっています。

その他では、例え要求・要件定義工程から入ったとしても、基本的なビジネス的ゴール/ユーザーストーリーはお客様側が持っているものです(何処まで具体的で整合性が取れているか?、開発スコープに入れる事が出来るか?、は、また別の話として)。

こういったお仕事を常態的に繰返していても、「要求自体から考え出す」視点・思考習慣は身に付きません。

まあ、それはそれとして、そういったビジネス形態を続けて行くというのであれば構わないと思います。

しかし、アスペアとしては、「自社でビジネスを創っていきたい」!!
(それが、売上の100%にまではならなくても良いから...)
(自社企画・開発には、それはそれでビジネス的な危うさとか、技術的な広がり難さを伴ったりもしますので)

だからと言って、「それじゃあ、皆で1つづつ、ビジネス案を考えて来い!」
...と言ったところで、土台も無しにいきなりヒット・ビジネスの案がポコポコ出てくるはずも無く。

「要求そのものから考え出す」為のアプローチは様々に有ると思います。
最もフツーに考えたら、マーケッティング・リサーチで得られた情報から、各種の分析アプローチでビジネスチャンスを考える、とかでしょうか...。

でもこれは、リサーチ自体のコストも掛かるし、分析手法の習得と、その結果からビジネスチャンスを見つけ出す「勘」(経験値)が必要です。
残念ながら、現時点でのアスペア(の開発者達の中)にはこれらの要素は無い。

社長を中心に、独自の情報収集・分析・アイデア出しは行われていますが(サイクルスポーツもその1つです)、出来るものなら開発者もビジネス案を出せた方が良い!

と言うか、もう「開発者が開発だけやっていれば一生食っていける」時代は終わりかけているんじゃないでしょうか?

まあ、超絶的なアーキテクトとか、データストアとかネットワークに徹底的に詳しいとかのスペシャリストは生き残れるんでしょうが。

それじゃあ、どうしよう?

「要求自体から考え出す」ことを、ワークショップで疑似体験してみよう!

Pict2622_2Pict2623_2Pict2624_2今までにやった事の無いワークショップなので、旨くいくかどうか?、そもそもどうやってやる?
...とか、悩み所ではありましたが、
Scrumワークショップhttp://www.slideshare.net/youandi060219/scrum-17880241)の中で「プロダクトバックログを創る」部分があります。

ここだけを抽出して、やってみちゃあどうかね?
...という無茶な独断で、定例会の日に90分の時間枠を取って実行してみました。

目標とするビジネスは、敢えて「Webサイトの構築により実現するもの」以外としました。

こだわりの喫茶店、何らかのショップ、何かの乗り物とかの建設でも構わない。

Pict2625_2Pict2626_2Pict2628_2とにかく、チーム分け(3~4人)、各チーム毎に目標とするモノを決めてもらってから、
前述のスライド:p.42~44に従ってブレインストーミングを行ってもらいました(「どんなふうなモノにしたいのか」を)。

基本的に付箋ベースで、アナログツールをフル回転です。

各人がどんどん、思い付いたことを付箋に書いて、机上に並べる、ドアに貼る、書籍棚に貼る。

出来たら、近似したものを並べ直して、1つに集約するか、少数のいくつかに絞り直すかします。

Pict2629Pict2630で、次に、出来上がった(少し整理された)アイデアに基づいて、前述のスライド:p.49~60のような流れで「ユーザーストーリー」作りをします。

出来上がったユーザーストーリー群を、優先順位に従って並べ替えたモノが、「プロダクト・バックログ」となります!

実際にこれを開発に渡す前に、(スライドにも記述が有りますが)「INVEST」(下記)、

Independent (他のストーリーとの独立性が有るか?)
Negotiable  (交渉の余地を残し適切な粒度か?)
Valuable   (顧客にとって価値が有るか?)
Estimable  (見積可能か?)
SizedRigth / Small (適切なサイズか?)
Testable   (テスト可能か?)

...を満たしているか?
ユーザーストーリー毎にチェックを行います

実際に開発側がこのプロダクトバックログを受け取った際には、開発側も「INVEST」のチェックを行わなければいけません!

現実的に達成しようの無いユーザーストーリーを、「はいは~い」と受け取ってスプリントに入ってしまったら大変なことになりますから。
リスクの芽は、少しでも早い段階で摘み取るのが大前提です!

上記のようなステップを、実際にはもう少し細かく段階を踏みながら、時間を区切って進めました(私がタイムキーパーになって、開始・終了を告げる)。

はてさて、どんな結果になったか?........

チームは3つ。 それぞれの「ゴールのモノ」は、
多目的トレーニングセンター (健康的ですねー!!)
オシャレで落ち着いた喫茶店 (ほうほう...)
豪華客船 (どこから出て来たんだ?)

Pict2631Pict2632一番最後の「豪華客船」は、写真撮影(私)のミスで内容が判読不能になってしまったので掲載できませんが、宜しかったら拡大してご覧下さい。

ワークショップの最後に、お互いのプロダクトバックログを発表しようと思ったのですが、その時点で既に大幅にタイムオーバー。

仕方なく、社員専用Webサイトに、付箋群の写真をアップして共有とさせてもらいました。
苦渋の選択ですが、既にメンバーの多くに結構な疲労感を感じ取ったので、敢えて無理な時間延長は行いませんでした。

Pict2634定例会の最後に振返りを行いました(本当は「プロダクトバックログ創り」自体の振返りも行いたかったのですが、前述のような状態だったので、全体の振返りに集約させました)。

Keepとして、「発注者側の視点で考える機会が得られたのが良かった」、「いつもと違った頭の使い方が出来た」などが有りましたが、一方で、

Problemとして、「コンテンツの中身まで含めて一回お試しのターンが必要だと思う(その後に本番を行った方がスムーズだっただろう)」、「進行上で迷った時(あるべき考え方・進め方など考察したい時など)にディスカッション時間が欲しい」、
...といった意見も有りました。

今回は、Scrumワークショップ(http://www.slideshare.net/youandi060219/scrum-17880241)の一部を無理やり?切り出して実行しましたが、
不慣れなロールでのワークで、方法論や実行方法に選択肢が多い中、迷いながらも無理やりタイムテーブル通りに進めてみたという感覚が、メンバー内にも強かったようです。

特に、知識や経験が比較的多いメンバー、日頃から様々な視点で周囲の観察や勉強をしているメンバーほど、ストレスが強かったように思えます

.....といった感じで、課題満載の実験コンテンツでしたが、
これに懲りず、「要求自体を考える」アプローチ/機会は、繰り返し設けていこう!
やっていかないと、いかん!
と改めて考えています。


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