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インセプションデッキ・ワークショップをやってみた!

5月の全社定例会の中で、「インセプションデッキ・ワークショップ」をやってみました!

「インセプションデッキ」は、アジャイル系の開発プロセスの中で提唱されているツール(ソフトウェアじゃありません)ですが、別にアジャイルでないと使えない訳ではありません

「インセプションデッキ」の概要は、こちら[↓]を参照して戴いた方が良いと思います。
http://keisuke8.hatenablog.com/entry/2012/11/16/131825

プロジェクトの全体像(目的、背景、優先順位、方向性等)をわかりやすく伝えるためのドキュメント、ということになっています。

また、関連事項として「期待マネジメント」ということにも直結するとのことです[↓]
http://blog.guildworks.jp/2014/09/17/devsumi2014kansai_story/?utm_content=buffer62176&utm_medium=social&utm_source=twitter.com&utm_campaign=buffer

PMBOKで言うところの「プロジェクト憲章」に相当する、と考えれば良いのでしょうかね。

で、定例会当日(欠席者は3名のみ)、全員に聞いてみました。

「インセプションデッキって、聞いたことある?」
.....これには、「聞いたような気がするけど...」という人がちらほらいた程度。

インセプションデッキの概要を説明してから、「このようなものが、一部であれ、何と呼ばれていようと関係なく、現場で共有されていたプロジェクトを経験したことのある人は?」という問いに対しては、誰も手が挙がりませんでした...。

Twitterでフォローしている、アジャイル系開発プロセスを積極的に取り入れている人達の間では「常識・大前提でしょ!」って感じ
実際にどのように運用されているのか?、詳細は当然のことながら?記載が有りません。
(プロジェクトの中身をさらけ出すってのは、一般的なプロダクトでは不可能でしょうから)
よく探せば見付かるのかも知れませんが、今のところは実戦上の具体的な情報は見付けていません。

しかし、「顧客の要求や制約条件・プロジェクトの向く方向を決める」などの点で、メンテナンスと共有をプロジェクト終了まで(運用フェーズでも?)継続するということは触れられている。

是非、社内でワークショップやりたい!
重要性は多分理解してくれるだろうけど、実用性・実体験を少しでもしてみて欲しい!

...と言っている自分自身も経験が無いんだけど先ずはやってみるしか無い!

という事で、やってみました。

タイムテーブルはこんな感じ。(頭の"[]"で括られた数字は、想定時間(分)←無理に押し込んだ)

[07] インセプションデッキの説明
  概説...リンク資料の中身を見て貰い(読み)ながら
    期待マネジメント (スライド:p.22~29)
      http://blog.guildworks.jp/2014/09/17/devsumi2014kansai_story/?utm_content=buffer62176&utm_medium=social&utm_source=twitter.com&utm_campaign=buffer
    概要説明
      http://keisuke8.hatenablog.com/entry/2012/11/16/131825
    トレードオフスライダー
      http://qiita.com/shibacow/items/b6462d54eba4fdd4e61b

[03] 企画の意図
  なぜ?、今回のワークショップを企画したか?
  ・開発プロセス/プロジェクトに関わらず、必要な前提事項だから!
  ・選択権が有るなら作りたい; 参画案件で最初に確認したい; 無いなら(可能な範囲で)設定(提案)したい
    ↑:この知識・認識を共有して、行動に反映して欲しい! (実践してる人は継続)
    ↑:「木」の担当者であっても、常に「森」を意識すべき!
    ↑:「振られたタスクの視野で見る・考えるだけで良い」とは考えたくない!!
  ・自分が「途中で参画した」時のことを想像して、「こんな前提でPJが動いていたらどうだろう?」って想像してみて。
    ↑:※無いとしたら、※有った(ちゃんと共有・理解・承認・メンテされている)としたら?...

[01] 今日の進め方
  ・3~4人程度のチームに分割
  ・仮想案件を元に、デッキの2つばかりをチーム毎に考えて貰う
  ・発表&質疑
  ・振り返り

[08] 仮想案件の説明

[07] お題の説明・成果物を明示
  ・模造紙:3枚、マーカー、付箋
  ・何を諦めるのか?: (トレードオフスライダー)
    ・最低限の要素(上記のサンプルを最低限の要素とする)
    ・スライダー(要素)を加えても良い
    ・スライダーの絵を描いてね (ゼロサムが原則;「夢」(全部叶える!!とか)を描かないで!)
  ・やらないことリスト:
    ・要素を付箋紙に書き出す (全員でバンバン;重複も構わず)
  選択(「やる」は挙げなくて良い;選択の結果が「やらない」になったら付箋を移動するだけ)
    ↑:模造紙を2分(「やる」「やらない」の線を中央に引く)して、付箋を付ける位置で分ける
  <別の模造紙> 「不明の前提」事項、「未定事項」、ワークショップの設定や進行への問題提起、などなど

[02] チーム分け
  (実際には3~4人を1チームとして、3チーム出来ました)

[30] ワーク
 (↓:実施要領の参考)
  ・仮想案件の理解、特徴(留意点)・問題点の抽出(付箋で、皆・同時に、お互いの出方を待たない!)
  ・整理(優先順位付け(仮)、不明点、保留点などに分類...)
  ・トレードオフスライダーを作成
    ・案件理解から、ポリシーが見えて来るはず...
  ・やらないことリストを作成
    ・「(いずれ)やること」(スコープとか工程とか...)やを荒く(付箋で)挙げてから評価の優先順位を決める
    ・優先順に「(いずれ)やること」を分解(細か過ぎないように!)
    ・「やる」「やらない」を、スライダーのポリシーに従って分けて行く(「?」は分ける)

[16] 各チームから発表

[06] 振り返り

"想定時間" は、別コンテンツとの兼ね合いで、準備段階ではどうしても枠が80分程度しか取れない...。

ので、無理やりに詰め込んで実施してみたんですが.....

 

全然、収まりませんでした。

実は最初の想定は100分だったんですが、結果を見れば110分を更にオーバー。

数が多いのですが、ワーク中の写真も掲載させて戴きます。
何となく眺めていると、少しづつ進んでいくのが分かるんじゃないかと思います。

Pict2725Pict2726Pict2727Pict2728Pict2729Pict2730Pict2731Pict2732Pict2733Pict2734Pict2735Pict2736Pict2737Pict2739Pict2740Pict2741Pict2742Pict2743Pict2744Pict2745Pict2746


ワーク自体は、みな頑張って想定時間内で仕上げてくれたんですが、最後の振返りで意見百出!!
最後の振返りの議事録(メモ)を転載します(全ての意見は書ききれてませんが...)。

Keep
  ・発表は敢えてチーム内で最も経年の浅い者が担当するのが良い!
    (↑:今回も全チームが行っていた!。何の意識合わせもしていなかったのに...
Problem
  ・制限時間が短く、経験の少ない者の発言機会を十分に確保できなかった
    ・時間内で一通りの結果を出す為に、リーディングを強くしてしまった
  ・フェーズを区切って開発を行う想定とした場合に、「全体」(前提)と「初期フェーズ」を別に書けない
  ・スライダーの共有対象者が不明(顧客まで含めない方が良いのでは?)
    ・顧客との間では別の表現で共有すべき。今回のデッキは開発側だけのポリシーとすべきでは?
    ⇒顧客次第の面もあるが、可能な限り「本音と建前」のような別文書での管理は避けたい...
  ・スライダーの要素は増やしてもよい
  ・リーダ級の人はファシリテーターに務めるべき?、相対的に経験の浅いメンバーに考える機会を提供すべきでは?
Try
  ・ユーザ役が欲しかった(質問をしたかった)
  ・新人は自分の言葉で発表できるよう理解に努める!

少なくとも、「インセプションデッキを考えて(作って)みる」という機会を設けたこと自体は、
良い機会として認識してくれたようです。

 

仮想案件の条件設定を変えて、デッキの項目も変えて、また実施してみたいな...。

今回は顧客からの依頼案件、という設定でしたが、
「自社企画プロダクト」の想定で是非ともやってみたい!

デッキの要素数をフルセットの10要素にしてしまったら、恐らく1日(7.5時間)でも足りなくなるだろうな...。

でも、何回か繰り返して実施していきたいと思います(数か月間隔ででも)。


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