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メンバーの動きを見ていて想うこと...

筆者自身は、開発の最前線には2000年初頭までしかいなかったので、最近の開発現場で必要となる要素技術は持っていませんし、
感覚的な「これが普通」という基準というか、常識というか、単なる概念だけ押さえていても共有できていないものがどんどん増えて来ているなあ...と、最近特に実感しています。

そもそも顧客先で業務を行っているメンバー達に関しては、残念ながら「作業を行っているその場」を見る・聞くことは出来ません。
(お客様を介して、各メンバーやチームに対しての「評価・問題点・より期待したいこと」などは定期的に聞き取っていますが...)

現在、自社内で開発業務を行っているメンバー達は、2つのチームに分かれています(顧客も違います)。

筆者自身が「現場感」をリアルタイム&ナマで感じ取れるのは、現状では唯一・彼ら・彼女らに拠ります。

現時点で社内にいる開発メンバーの大半を占めているのは「町田ラボ」と呼んでいるチームで、
顧客先に常駐して作業をしているアスペア・メンバー数名の中から、ラボとの窓口係(欠勤時には別の者が代替する)が外出し可能なタスク(粒度はマチマチ)を投げる。
(対象は、或る公開Webサイトのフロント/バックエンドの全般です)

町田ラボ側も、原則は窓口1人(こちらも状況次第で別のメンバーが代理を務める)で取りまとめを行います。

と、こう表現してしまうと、一見合理的に見えるかも知れませんが、「コミュニケーション・ロスが大きいんじゃないの?」と思われるかも知れません。

が、実際には、オンライン・チャット(slack)、版数管理、タスク管理(基本的にチケット駆動)、ドキュメント共有環境などを併用しているので、伝言ゲームで工数が増える・精度が落ちる割合は非常に少ないと思います。

と言うか、そうなるようにツール選定・環境構築、運用ルール決め&適宜見直し&ルールの徹底などをしている、ということですね。
放っておいても、勝手に上手く行くことは(絶対に)有り得ないですから

勿論、町田ラボ内で決定すれば良い事と、顧客先メンバー(窓口)と調整の上で決定しなければならない事が有ります。

で、このチームで1人前に仕事をするには、ある技術的な習得内容とレベルに結構なモノが要求されます(具体的には書けませんが、とても強力なOSSです)。

一通りのトレーニングメニューを消化し終えないと、「数画面に渡る文言修正」とか「CSS調整」とか、
軽んじることは出来ませんが、技術者的に「面白い」とは言い続けられないタスクしか担当できません。

とは言え、タスクは山積みなので、トレーニング中もある程度まで進んでいれば、可能な範囲で比較的軽いタスクを担当することになります。

これ(トレーニングと実タスクの担当スイッチ)は大変なように見えますし、実際大変なのでしょうが、
見方を変えれば、技術的なトレーニングをしながら、先々で担当して行く業務の一部を見ていく・末端からでも徐々に把握して行く機会でもあります。

これには営業的・経営的な背景もあるとはいえ、うまく機能しているなあと感じてます。
稼働時間数は決して長くありません。通常なら定時退社。2時間残業すれば多い方ですし、常態的に続くこともありません

「町田ラボ」のメンバー達の動きを見て・聞いていると(或いはslack上のやりとりを眺めていると)、いろいろと面白いなあ(手前味噌ですが、よくやってるなあ)と感じます。
(勿論、顧客先メンバーの頑張りや、窓口係の采配の良さが前提になっていますが)

※slackのやりとりが頻繁。だけど、顧客側窓口メンバーへの負担は抑えるように配慮している。
  ・自分の担当タスクに関係の無い、お互いの呟きもチェックしていて、必要になった時に活かしている
  ・「あれ?、何かおかしいな?」と思った時は、必要な相手に、適切な手段で確認している。
    ・これで、結構、品質担保や成果物に対するガイドライン化が進んだりもする
※タスク内容に指示が無くても、要求や仕様・画面の見栄え・既存ソースに問題を見付ければ、即共有する。
※↑:方向性を確認してから進める。回答待ちの間も時間を無駄にしない
※当り前だけど、毎日朝会をやっている(ほんの数分)個別の問題点は、必ず別枠で対処している。
※お互いのコミュニケーションが多い
  ・結論的なモノ、共有すべき(かも知れない)質問・確認などはslack上に流している。
  ・対面で詰めるべきものは、「今、ちょっと割り込み良いですか?」と聞いてから会話を始める。
  ・顧客先のメンバーと電話したい時は、slack上で「電話して良いですか?」と投げてからコールする。
    ・受ける側は個人携帯なので、自社(町田)側から発信した方が良い。という点もあります(通話料の点で)。
※躓いた点、煩雑な手順などで経験・知見が得られたら、共有すべきかをまず考え、記録に残す
  ・これには、顧客側の情報共有の仕組みを利用したり、ラボ側だけで共有すべきことは自社のツールに載せてます。
※ラボ側のタスクの配分は基本的に窓口 = リーダーが務めます。が、
  ・これ自体を、リーダー不在時(小さなお子さんがいるので時間や勤務体系が柔軟)には代理者が動く
  ・リーダー以外の全員が、「自分はリーダーの配下であり、指示を待つのみ」的な意識ではない!
    ・去年入社した若手でも、必要と有れば自分からタスクを取りに行く(調整・確認)など、指示待ちしてない。
リーダーの言動・人格に感心する...
  ・チームへの新規参画者への導入説明、事前の(日常からの)資料の整理、段階とタイミングを見ての説明が的確で確実。
  ・疑問点を見付けたら、タイミングを逸しないで即ツッコむ(フォローする、という意味ですよ)。
    ・何故、誰が、いつ、何を、どうする、どう周知する、までを(可能なら)その場で即決・共有する。
  ・不安点・リスクに気が付くのが早い。そして、現実的に可能な対処法を決めて実行する。
    ・実行は、それが必要なタイミングで、可能なメンバーに振る(勿論、それがリーダー自身である場合も有る)。
  ・視点が「担当タスク」に限定していない。別画面・機能・サービスにまで配慮している
    ・必要な可能性があれば、顧客側の窓口とも共有している。
  ・アスペアのビジネスとしてより良い方向に行くよう、「町田ラボ」の顧客評価を気にかけて、折ある毎に顧客先メンバーに聞取りしている
  ・チームでの「振り返り」も実行して、今後の課題の抽出や対処策の検討などを行っている。
    ・その場で、これまでに得られたナレッジやTipsなどの共有も図っている(1人1つづつ提示、という宿題にしている)。
  ・メンバーの指向キャリアの方向性や、年間目標(MBO)を意識して、役割設定やタスク割振りも考えてくれる
  ・何気にボケやツッコミで、堅苦しい雰囲気を作らない。円滑なコミュニケーションが自然に出来るようにしている。
  ・気配りが細かい。

なんか、切りが無いですね。

でも、特に「アジャイル」と宣言しなくても、とても良い形でプロジェクトが進められていると感じます。

「自己組織化」とか言わなくても、大体出来てるし。

良いメンバーが揃ってくれていて、日々、とても嬉しいと感じてます。
有難う。


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